実戦的なマーケティングのコンサルティング・研修・セミナーはストラテジー&タクティクスへ

CD 「経営戦略 虎の巻」

〜お客様に選ばれる会社になるために〜


●経営戦略をCD7枚で語り尽くした、「経営戦略虎の巻」

 

戦略BASiCSを使いこなし、経営戦略を作るコツを徹底的に大公開した、CD7枚組! 「経営戦略虎の巻」 が満を持して登場! 

6時間26分の経営戦略講座で、「お客様に選ばれる会社」になりませんか?

 

 

 

 

●経営戦略を、経営者の手に取り戻そう!

このCDは、中小企業の経営者さん向けに、経営戦略理論を平易な言葉で解説したものです。「経営戦略」というと一見難しそうに聞こえるかもしれませんが、本質は単純です。たった5つのことだけを考えればいいのです。

もともと経営戦略理論とは、経営者が「経営」をするためのものです。そして、戦略を「決める」ことは、経営者の本来業務であり、経営者にしかできないことです。が、残念なことに、経営戦略を真剣に考えている経営者は少ないものです。逆に言えば、だからこそ、経営戦略を真剣に考えて実戦すれば勝ちやすくなります。ここでいう「勝つ」とは、お客様に選んでいただける、ということです。


「お客様に選ばれる会社」になろう!

現在のような売れない時代に必要なのは、「お客様に選んでいただける会社になること」です。売れない時代では、買うかどうかを決める、すなわち「選ぶ」のはお客様です。

80年代以前の「作れば売れた時代」の経営戦略の中心は、「いかに作るか」です。だから「カイゼン」「QC」などの手法がもてはやされたわけです。

 

しかし、90年頃以降から、状況はガラリと変わりました。GDPの年平均伸び率が、1%台という低成長時代に突入しました。「作っても売れない時代」になったのです。

現在は、「作っても売れない」時代ですから、「いかに売るか」が経営の中心課題です。「売れる」とは、「お客様に選んでいただける」ということです。「お客様に選ばれる会社になること」が現在の経営の中心課題なのです。ですから今経営者に必要なのは、売れるという成果を出せる戦略です。すなわち「お客様に選ばれる会社になるための経営戦略」なのです。

その選ばれる会社になるための実戦的な経営戦略を語り尽くしたのが、このCD「経営戦略虎の巻」なのです。

 

●中小企業こそ戦略が必要

「戦略」は、要は弱者が強者と戦う方法です。ヒト・モノ・カネという経営資源に勝る強者は真っ向勝負で圧倒できます。大人が子供とケンカするときは、力勝負です。中小企業はそういう戦い方はできないからこそ、戦い方を「工夫」して「戦略的に」戦う必要があります。

戦略的に戦う、とは、勝てる戦場で勝てるように、戦場を絞り、経営資源を効率的に使う、ということです。要は強みを活かして戦う、ということです。

 

これは言うは易く行うは難し、というヤツで、あまたの経営書でも書かれています。が、問題は「どうやってやるか」です。複雑な経営戦略理論は、現場で忙しい経営者の実戦ニーズには応えられないのです。

皮肉なことに、ヒト・モノ・カネに勝る大企業の方が、「経営企画室」のような専門部署をもち、戦略をきちんと考えます。すると中小企業はますます苦しくなります。

中小企業の経営者こそ戦略が必要です。しかし中小企業の経営者は忙しいです。だからこそ、難解な理論ではなく、シンプルで強力な「道具」が必要なのです。それが戦略BASiCSです。

 

●経営戦略は、鬼に対抗するための一寸法師の針!

一寸法師が鬼と戦ったときの武器は、「針1本」でした。しかし、鬼の体内に入り、その針で「痛いところ」と突きまくれば、強大な鬼といえどもひとたまりもありません。

戦略BASiCSは、誰にでも使えるシンプルな「道具」です。「お客様に選ばれる会社になる」ために、経営者の手に戦略を取り戻して欲しいのです。 戦略BASiCSは、まさに一寸法師が鬼に対抗するための針なのです。

戦略BASiCSは、経営戦略の諸理論を5つに分類し、体系化したことにより理論性と実戦性を兼ね備えた戦略フレームワークです。こちらのページでも解説していますが、経営戦略は、

1)儲かる戦場で戦えば儲かる
2)独自資産を持てば儲かる
3)差別化できれば儲かる
4)顧客志向で考えれば儲かる
5)良いメッセージを送れば儲かる

の5つしか無いんですね。そこで、この5つをまとめて考える、戦略BASiCS(ベーシックス)というフレームワークを開発しました。

BASiCSは、

Battlefield (戦場)
Asset (独自資源)
Strength (強み・差別化)
Customer (顧客)
Selling Message (売り文句)

の頭文字をとったものです。戦略の基本、という意味もこめて、BASiCSです。i は語呂合わせです。ストラテジー&タクティクスの戦略コンサルティングの中核をなすのが、戦略BASiCSです。

これは、3Cの弱点を補い、かつ実戦的に使えるようにした戦略のフレームワークです。その考え方の詳細は こちらのページ をご覧ください。

この戦略BASiCSの理論と使い方を語り尽くした7枚組のCD教材が満を持して登場!

戦略BASiCSを世に問うて以来、進化を続けてきた戦略BASiCSの集大成がこのCDです。題して……

 

「経営戦略虎の巻」 CD7枚組

特価 50,760円(税込)+送料450円

経営合理化協会より好評発売中!

詳細・お申し込みはこちらのページからどうぞ!

 

●スライド200枚以上! 豪華解説テキスト

S&T社長 佐藤義典がセミナーなどで実際に使っているスライド構成そのままに、200枚以上のスライドをテキストにしました! このページに使われているようなスライドが200枚以上、印刷したテキストとして届きます。

テキストを見ながらCDを聞くと、1日5万円のセミナーさながらの臨場感でお聞きいただけます。しかもそれを何回も繰り返し聞けますから、カラダに染みこみ、実行できるようになるのです。

 

●BtoCとBtoB、両方の例を使って解説!

戦略の本質は、BtoC(個人顧客対象ビジネス)であろうと、BtoB(法人顧客対象ビジネス)であろうと同じです。

両方の例を使って解説することで、より立体的に戦略がわかり、作れるようになります。

 

●アタマを働かせるとっておきのヒミツとは?

人間のアタマの働きは元来それほど違いはありません。では何が違うかというと、アタマを使える人は、「コツ」を知っているだけです。アタマを働かせるには、コツがあります。

アタマを働かせるコツとは……

「アタマに適切な質問を投げかけること」

です。不思議なもので、アタマに質問を投げかけると、アタマは否応なく働きます。そう思われませんか? ほら、こう問いかけた瞬間に、アタマが「はい」「いいえ」などの答えを出しますよね? そう思われませんか? そうなんです、これは脳の本来持つ機能なんです。アタマに質問を投げかけるのが、アタマを働かせるコツです。

しかし、「間違った質問」を投げかけると、「間違った答え」が返って来ます。ポイントは、「適切な質問」を投げかけることです。これが、「アタマを働かせるヒミツ」なんです。適切な質問をアタマに投げかけると、人間のアタマは働いてくれるんです。

問題は、何が適切で、何が間違った質問かがわからないことです。例えば、「あなたの競合は誰ですか?」というのは「間違った質問」です。例えば、「マクドナルドの競合は誰ですか?」と聞くと、「モスバーガー」「ロッテリア」などの同業他社がアタマに浮かぶでしょう。しかし、マクドナルドの競合は、むしろ「ドトールコーヒー」「吉野家」「コンビニ」などではないでしょうか? 「マクドナルドの競合は誰ですか?」という質問では、このような答えが浮かびにくいんです。正しい質問は……「もしマクドナルドが何らかの事情で閉まっていたら、あなたは代わりにどこに行きますか?」です。これであれば、先ほどのような「ドトールコーヒー」などという答えがすっとアタマに浮かびませんか? あなたの会社・商品でも、「自分の競合は誰か?」ではなく、「自分の会社・商品が何らかの事情で買えなかったら、お客様は何を買うのか?」が正しい質問です。

このような「適切な質問」が、CDでは30以上も投げかけられます。その質問に答えていくことがアタマを働かせ、無理なく戦略が考えられるようになっているのです!!

「あなたは何屋ですか?」などの、単純ですが、本質的な質問が重要なところで投げかけられます。それが、アナタが経営者として考えるべきことなのです。

↓このような問いかけ=適切な質問が、随所でされていきます。その度にアナタのアタマが回り始めるのがわかるでしょう。

ちなみに、上記の質問は「競合」を知るための質問です。ここでは「自分の競合は誰か?」という質問は間違った質問です。「マクドナルドの競合は誰か?」という質問を投げかけると、帰ってくる答えは「モスバーガー」「ロッテリア」などの「同業種の会社」になります。しかし、本当の競合は、ドトールやスターバックスだったり、吉野家だったり、ファミレスだったりしますよね? その答えは、「自分の競合は誰か?」という質問からは考えにくいです。 上記のような質問をアタマに投げかけないと、アタマは適切な答えを出してくれません。

このような、実戦経験に基づいた珠玉のノウハウを惜しげもなく公開しています。自身で実戦しているからこそ、このようなノウハウが蓄積され、そしてそれを精緻に体系化したノウハウを平易な言葉で語っています。

 

●超実戦的な内容が盛りだくさん! 6時間26分の超大作!

経営戦略をここまで詳細に語り尽くし、しかも単なる理論ではなく、明日から、いえ、聞いたそのときから使える実戦的な内容が満載!

例えば例えば……「社内表彰」などは、それほどお金をかけずに、社員の気持ちを方向付け・動機付けする有効な方法です。しかし作ればいいというものではありません。それも戦略次第です。どのような社内表彰制度を作ればいいのか? お金をかけずに明日からできます!

曲名 タイトル

1枚目
 1-01 導入
 1-02 価値中心の経営戦略
 1-03 売り手と買い手の深い溝
 1-04 戦略フレームワークの必要性
 1-05 BtoBとBtoCは違うのか?
 1-06 お客様のその先を見よう
 1-07 戦略と戦術の違い
 1-08 なぜ戦略が必要なのか?
 1-09 2つのキーワード:一貫性と具体性
 1-10 中小企業にこそ戦略が必要
 1-11 経営戦略の5つの要素
 1-12 統合フレームワーク 戦略BASiCS

2枚目
 2-01 戦場・競合とは
 2-02 競合は誰か
 2-03 競合を知る正しい質問
 2-04 質問タイム:競合
 2-05 自分は何屋か? 事業領域の定義
 2-06 戦場・競合の具体例:BtoC
 2-07 戦場・競合の具体例:BtoB
 2-08 戦場の分け方のコツ
 2-09 質問タイム:戦場
 2-10 戦場・競合シートの記入タイム
 2-11 戦場・競合 まとめ

3枚目
 3-01 強みとは
 3-02 強みを知る正しい質問
 3-03 強みを知る3つの方法とは?
 3-04 質問タイム:強み
 3-05 弱みを強みに変えよう!
 3-06 質問タイム:弱みを強みに
 3-07 SWOT分析の問題点
 3-08 強みの具体例:BtoC
 3-09 強みの具体例:BtoB
 3-10 3つの差別化軸
 3-11 3つの差別化軸の例
 3-12 質問タイム:3つの差別化軸
 3-13 強み・差別化 まとめ

4枚目
 4-01 独自資源とは
 4-02 独自資源の例
 4-03 ハード資源・ソフト資源・らしさ
 4-04 独自資源の蓄積:ハード資源
 4-05 ハード資源と3つの差別化軸
 4-06 質問タイム:ハード資源
 4-07 独自資源の蓄積:ソフト資源1 関係・プロセス
 4-08 独自資源の蓄積:ソフト資源2 経験・ノウハウ
 4-09 独自資源の蓄積:ソフト資源3 社内資格
 4-10 独自資源の蓄積:ソフト資源4 採用・育成
 4-11 独自資源の蓄積:ソフト資源5 組織・人事評価
 4-12 独自資源の蓄積:ソフト資源6 文化・価値観


5枚目
 5-01 企業理念・DNA
 5-02 企業理念・DNAの例
 5-03 企業理念を浸透させる仕組みを作ろう
 5-04 強みと独自資源の一貫性を「設計」する
 5-05 持っていないという強み
 5-06 ありたい姿に必要な独自資源を社内に持つ
 5-07 独自資源の選び方:強みとの一貫性
 5-08 競合、強み・差別化、独自資源、顧客の一貫性
 5-09 質問タイム:ソフト資源 
 5-10 独自資源・強みシートの記入タイム

6枚目
 6-01 顧客ターゲットとは
 6-02 なぜ顧客ニーズがわからないのか?
 6-03 顧客セグメンテーションのポイント
 6-04 ニーズを具体化して、戦場・顧客を広げる
 6-05 顧客セグメンテーションの切り口は?
 6-06 BtoBの顧客セグメンテーションの切り口
 6-07 質問タイム:顧客ニーズ
 6-08 相思相愛:「顧客」と「強み」の一貫性
 6-09 質問タイム:相思相愛の顧客
 6-10 「顧客」と「戦場」の一貫性の具体例:BtoC
 6-11 ニーズを具体化して、戦場を広げる具体例
 6-12 「顧客」と「戦場」の具体例:BtoB
 6-13 顧客ニーズを中核にした一貫性・具体性
 6-14 戦場=顧客=市場規模
 6-15 セグメンテーションは経営の根幹
 6-16 戦場の選び方
 6-17 質問タイム:戦場の評価
 6-18 戦場・強み・顧客シートの記入タイム

7枚目
 7-01 メッセージとは 
 7-02 事業戦略におけるメッセージの役割
 7-03 製品戦略におけるメッセージの役割
 7-04 メッセージと他の戦略要素との一貫性
 7-05 ターゲットに「刺さる」メッセージの作り方
 7-06 強みを「刺さる」メッセージに翻訳する
 7-07 質問タイム:顧客ニーズ
 7-08 メッセージシートの記入タイム
 7-09 メッセージ まとめ
 7-10 価値を中核にした、戦略5要素の一貫性と具体性
 7-11 5要素の一貫性と具体性の実例
 7-12 今日の1歩をありたい姿に向けて
 7-13 よくいただく質問に対するお応え
 7-14 戦略BASiCSの使い方
 7-15 最後の3シートの記入タイム
 7-16 戦略BASiCSまとめ
 7-17 経営戦略の5要素 総チェック
 7-18 「想い」を伝える

 

さらに! これだけでも5万円の7枚組CDとしては十分オトクですが、それに加えて、以下の豪華特典付き!

●特典その1:成功に導く7枚のシート

このCDは、聴くだけでなく、実際に手を動かしていただくことで、すさまじい効果を発揮します。CDを聴きながら、7枚のシートをご記入いただくと、自社の経営戦略ができるように設計されています

CDの「質問」が「アタマを働かせる」ヒミツとすれば、この「シート」が「手を動かす」ヒミツです。アタマに浮かんだ考えを、手を使って、「現実に書き起こしていく」ことが成功の秘訣です。

 


●特典その2:A4 80ページのマーケティング物語!

しかも、その7枚のシートには超豪華な「記入要領」と「記入例」がついています。それが、このCDのために書き下ろされた、A4 80ページのマーケティング物語です。1冊の本に近い長さです。

つぶれかけの果物屋さんは、このCDと「成功に導く7枚のシート」を使って、どのように経営を立て直していくのか!? 

佐藤義典のベストセラーマーケティング物語、「ドリルを売るには穴を売れ」「売れる会社のすごい仕組み」の登場人物、売多真子、売多勝に加えて新キャラクターが登場。3人は7枚のシートをどう埋めて、どのような打ち手を考えていくのか? 

敏腕コンサルタントがそばにいてコンサルティングしてもらえる感覚で、CDを聴き、物語を読み、手を動かす、という五感をフルに使って自社の経営戦略を考えて行きましょう! ここまで「使える」ということを考えた教材が今まであったでしょうか?

小説のサンプルページは、このページの一番下にあります!

 

 

「経営戦略虎の巻」 CD7枚組

特価 50,760円(税込)+送料450円

詳細・お申し込みはこちらのページからどうぞ!

 

●鬼に対抗する「針」を持とう!

このCDで自社の経営戦略を考え、誰にでも、どんな会社にでも独自の強みはります。しかし、それを意識するかしないか、は極めて重要です。強みを意識すれば、それを磨くことができます。

そのための道具が「戦略BASiCS」です。ぜひあなたも、一寸法師のように、強力な「針」を装備しませんか?

 

●ご購入者様のご感想

CDをご購入いただいた方からのコメントを紹介いたします。若干編集させていただいた上で、ほぼそのまま掲載させていただいております。

 

経営指導員さん

『虎の巻』を購入し、やっと1回聴き終わりました。

素晴らしいです!

まるで自分一人だけのためにセミナーが開催されているみたいです。
濃く、そして深いですね。

何回も聞くうちに、どんどん理解が深まると思います。

1枚のCDが多くのパートに分かれているので、“i-Podや、USBメモ
リに落としてカーオーディオで聴く”という用途でも、“前回の続き
から”とか、“聴きたいところから”がやり易いですね。

私は経営者ではありませんが、『いったい価格の何倍の価値があるだ
ろう!』という印象を受けました。

特典の小説も素晴らしかったです。
BASiCSの作り方から実践まで、これほどコンパクトに解り易く
しかも楽しく学べるとは、もはや“オマケ”の域を超えていますね!

まさに“特典”です。勢いあまって「新人OL、つぶれかけの会社を
まかされる」も今日注文しました(^_^;)

末筆になりましたが、佐藤先生の今後ますますのご活躍を祈念申し上
げます。

 

ウェブマーケティング会社の社長さん

「経営戦略虎の巻」本日届きました。 まだCDは聴いてないのですが、早速小冊子を読ませていただきました。 もうこの小冊子だけで元は取らせていただきました。(^^)

BASiCSの組み立て方、今まで何度チャレンジしてもなかなか腹に落ちなかった
Assetと強みの関係がストンと腹に落ちてきました。これらのシートは凄いです。
これに記入していけば、何度でもぐるぐる回していけそうですもんね。

CDも愉しみにしていまして、どこでまとまった時間を作ろうか画策中です。
また何度も聴かせていただこうと思っております。

 

美容会社の経営幹部さん

経営戦略虎の巻ですが、本当に役立ちます。何がいいってCDの通りに
書き込み用のチャートをしっかり埋めようとすると・・・・

埋まりません!!つまり戦略が練れていないのです。チャートが複数枚
あるのですが、もうコピーしまくりの書き直ししまくりです。シートを埋めながらあーでもないこーでもないと議論していました。

でも見えてくるんです。やはり手を動かしながら考えると理解につながりますね。

それを書く過程で課題が抽出されてきます。本当にお客様のことを見ていないと書け ないので、ワークシートを埋めようとするとどうしてもお客様の事をよく見なければいけないのです。

問題になったのは、やはりお客様の生の声をもう一度しっかり聞かなければ!  ということです。

そこで・・・・やっています。一人ひとり15から30分程度インタビューを。かなり迷惑をかけちゃうのですが、これも明日のお客様の幸せとおもいかなりねちっこく聞いております。

迷ったらお客様の気持ちにかえること! 

これが実戦できます。この

埋まらない−→お客様をみる→埋まらないー→お客様 を・・・・

という過程自体がマーケティングなのかなぁと最近思っています。

そのあたりを成果報告にできればと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

●特典その2:マーケティング物語の出だし

「真子、遅いな……時間にルーズなのは相変わらずね……まったくもう……」

ここは東京・S区のイタリアンレストラン、「そーれ・しちりあーの」。こ洒落た内装の店の4人がけのテーブルで、一人の若い女性が外を見ながらふう、とため息をついた。窓越しに、外では雨が降り続いている。20代半ばだろうか。二重の少し切れ長な目に、はっきりした顔の造形。傍目には美人だと言われるだろう。美しい顔を動かすと、背中まで届く真っ直ぐな長い髪がさらさらと揺れる。

テーブル上の、店名の由来を書いたメモを恵利は何気なく読んだ。「そーれ・しちりあーの、とは、シチリアの太陽、という意味です。シチリアの太陽でお客様に元気になっていただきたい……。これ、真子が考えたのかな……何か真子らしいけど……何でこんなのわざわざ説明してるんだろう?」

どこか陰鬱な印象を受ける黒髪の女性は、松井恵利(まつい・えり)。恵利が腕時計を見ると、時計の針は19時を15分ほど過ぎている。

「ごっめーん、恵利、遅くなって!」

甲高い声と、ヒールのコツコツというテンポの良い音が店内に響く。松井恵利が待つテーブルの正面に座って、荷物をどさっと隣に置いた。

「真子、遅い!」
「だからごめん、ってばぁ。出がけにちょっとあってさあ……」

真子、と恵利に呼ばれた女性は売多真子(うれた・まこ)。ぱっちりとした目に、ウェーブがかかった黒髪。恵利とは色々な意味で対照的だ。真子は愛くるしい表情で、両手を拝むように合わせながらぺこりとアタマを下げた。

「まあいいけどさ。お願いしたのはこっちだし」

「恵利、久しぶりだねー、学校の同級会以来かな?」

「そのあとに1回会ってるわよ、もう……ほら、メグミの結婚式で……」

「ああ、そっか、そっか」 真子がコツ、と自分のアタマを軽くゲンコで叩いた。

「ね、この店ってあれ? あのときに真子が自分で企画したって言ってた店?」

「そうだよ。あ、聞いて聞いて、あのあと、私、この店の社長になったの!」

「へえ、すごいじゃん」
「社長って言っても、実質店長だけどさ。それにお客さん少なくってねえー、きゃははは」

「きゃはは、じゃないでしょ。真子の責任じゃないの」

「うん、もちろんそうだよ」 軽く言ってのけ、真子が続ける。「だから今何とかしようと色々考えてるところ。注文しようよ。えっと、オススメはね……この、太陽のピッツアと、夕日のスパゲッティ……」

「真子、飲み物先じゃないの?」
「あ、そうだそうだ」

真子がウェイトレスに左手で軽く合図すると、すかさずテーブルに早足で近づいて来た。

「望ちゃん、今日のオススメは?」

真子に望と呼ばれた女性が今日のオススメをてきぱきと説明していく。注文を終え、まずは白ワインで乾杯する2人。

「で、恵利、どうしたのよ? 珍しいじゃん、恵利から誘ってくれるなんて」 真子がグラスを傾けながら言った。

「うん……あのね……」 恵利が言いづらそうに口を開いた。「うちの実家が果物屋やってるのは知ってるよね? 実家に来てくれたことあるし」

「もちろんよ。それがどうかしたの?」

「うん……」 恵利が言いよどんだ。

「わかった、経営うまく行ってないんでしょ」

「な、なんでわかるの?」

「一応私も社長だしねー、経営とかマーケティングとか勉強してるのよ。いまどき、あーゆー個店は大変だろーねー。この店もだけどさ。でも恵利が跡継ぎぐわけじゃないでしょ?」

「そうなんだけど、お父さんもお母さんも元気なくしちゃってさ……」

「そっか……」

「2人とも塞ぎ込んじゃって……それ見てると、なんか手伝えないかな、って思って……」

「売れてないの?」

「もちろんそうなんだけど、馴染みのお客さんが、近くにできた激安スーパーで買って、家の前を通るんだって。で、そのスーパーの買い物袋に果物も入ってる……」

「うわ、そりゃ辛いね……」

「うん……父さんも母さんも、今までやってきた商売って何だったんだろう、って……馴染みだと思ってたお客さんも、結局安きに流れるのか、って……」 恵利がうつむいた。

「これじゃやっていけないから、もう店をたたもうか、とか言い出しちゃって……実家に帰ると、いたたまれなくなるのよ……」
真子は黙って聞いている。

「時代の流れっちゃーそうかもしれないけど……やめてお父さんお母さんどうするの?」

「……」 恵利は答えに詰まった。

「そうだよなー、今から何か新しいことはできないよねー。で、一人娘としては何とかしてあげたい、と……」 真子が言うと、恵利がうつむいたまま、コクリとうなずく。

「恵利、今仕事はしてるんだよね?」

「うん、変わってない。フツーにOLしてる」

「じゃあ、自分の仕事しながら実家手伝うんだ……恵利、相変わらずマジメだねー。ね、あの店、何だっけ、松井フルーツ店だっけ?」
恵利がうん、とうなずくのを見て、真子が続けた。

「松井フルーツ店の顧客ターゲットって誰?」

「え?」

「いや、松井フルーツ店ってどんなお客様に来て欲しいの?」

「そ、そりゃどんなお客様でも来てもらえれば嬉しいと思うけど……」

「万人向けの店ってこと?」 真子が矢継ぎ早に尋問する。

「果物屋ってそういうものじゃないの? 考えたことなかったけど……」

「じゃあ、競合店ってどんな店があるの? さっき激安食品スーパーに取られたっていうのは聞いたけど」

「競合店……あとは、駅前の高級フルーツ店かなあ……『プレミアフルーツ』って言う店なんだけど、結構いい品揃えしてるわ。私もそこから贈り物することもあるし」

「アンタねえ、自分が買わない店にお客さんが来るわけないでしょ」

「そ、そりゃそうかもしれないけど……」

「で、激安店と高級店が競合で、松井フルーツ店の特徴は?」

「と、特徴って……普通の果物屋よ。真子も来たことあるとおりよ」

「うん、わかった。その店がやってけないことは私にもわかる。それじゃダメだ」

「そ、そんな…ど、どういうこと?」 恵利の美しい顔が悲しそうにゆがんだ。
真子はワインを1口飲んだ。

「あのさ、恵利、万人向けのイタリアンレストランと、私たちみたいな20代女性向
けのイタリアンレストランと、どっちに行きたい?」

「そりゃあ、私たち向けの店よ」

「そうだよね。じゃあさ、40代の人はさ、40代以上向けの大人っぽいイタリアンと、万人向けの店と、どっちに行く?」

「そりゃあ40代向けの店よ」

「だからよ。万人向けにしようとするほど、皮肉なことに誰も来ないのよ。20代の人は20代向けの店に、40代の人は40代向けの店に行くでしょ。世の中にイタリアンレストランが1つしかなきゃ別だけど、競合がいるからね」

「それとうちとどういう関係があるの?」

「だから万人向けの店はダメなのよ。万人向けの雑誌だって無いでしょ。うちらが読むのは CanCamだし、10代の子はPopteenとかでしょ」

「どういうこと?」

「だから、20代の女の子はCanCam読むし、10代の子はPopteen。万人向けの雑誌は、皮肉なことに誰も読まないじゃん。競合の存在を考えないと」
恵利は数秒ほど考え、突然口を開いた。

「わかった! 安い果物を買いたい人は、激安スーパーで買うし、高級果物を買いたい人は、プレミアフルーツで買うわ……そうか……うちの店に来る理由がないんだ……」

「そういうこと」 真子は再びグラスを口に運んだ。

「真子、すっごーい! さすが社長!」 恵利が口に手をあてて叫んだ。それを見て、先ほどの望と呼ばれたウェイトレスが真子を見ながら笑いをこらえていた。

「ちょ、ちょっと、恥ずかしいじゃん」

「あ、ご、ごめん……で、でもわかった……うちの店で買う理由がないんだ……競合店より安いわけでも美味しいわけでもないから……」

「そう。何がやりたいのかよくわかんない。一言で言えば戦略が無いのよ」

「戦略がない……なるほど……」

「お客様から見ると、来る理由が無い。売れないのは当たり前よ」

「そりゃそうだ……真子、すごいわ……勉強してるのね……」

「いや、でもこの店も人のこと言えないけどさ」

真子が周りをぐるりと見回して、はあ、と悲しげに溜息をついた。

「だから、私も今考えてるのよ。ある師匠に教わってさ。今のも、全部師匠の受け売りなんだけどさ、ははは」

「へえ……お師匠さんがいるんだ……いいなあ……」

「うん。その人がよく言ってる。売れないのは『人災』だって。人のせいじゃなくて自分のせいだ、って。『売れないのは、考えてないか、やるべきことやってないか、のどっちかだ』って、よく怒られてる」と言って、思い出し笑いでもするかのように、真子はふふふと愛らしく笑った。

「そうか……『人災』か……」 恵利は何かを考えこむかのように、視線をテーブルの上のピッツアに移した。

「あ、ピッツア食べよう! 冷めちゃう!」 真子が慣れた手つきでテキパキと取り分ける。

「真子、人災ってことはさ、逆に頑張れば何とかなるってことよね?」

「もちろん。この店も今その師匠の教えで色々と考えてるところよ♪ 今全然ダメってことはさ、伸びしろがそれだけあるってことじゃん? すっごいやりがいあるよ」

「真子、そういうポジティブさは変わらないわね」

「そうでも思わないと、売れない店の社長なんてやってられないわよ、ははは」 真子がピッツアを手で口に運んだかど思うと、がぶりとかみついた。

「じゃあ、うちもその『戦略』を作ればいいの?」

「まあざっくり言うとそうなるね。お客様が選ぶ理由を作れ、って師匠がよく言ってる」

「じゃ、じゃあ、うちはどうすればいいの? どうやって戦略を作ればいいの?」

恵利の目にかすかに希望の火が灯った。

「そうマジメに聞かれてもねー……私はコンサルタントでも何でもないしなあ……」

「ね……その真子の師匠……私にも紹介してくれないかな?」

「あー、やっぱりそう来るよなあ……」

「ね、お願い、真子……」

恵利がすがるような目で真子をじっと見つめた。

「うーん……」

しばらく沈黙が続いた。

さあ、2人はこれからどうするのでしょうか?

続きはCDでどうぞ!

 

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